発達障害に関しては、どうしてもネガティブなイメージが先行しているので、ポジティブな情報(視点)を配信していきたいと思います。
90年代生まれの人。
僕は80年代ですが、大人になって発達障害だと分かりました。
発達障害は確かに、苦しくて生き辛いということがあります。
一時期は「どうしてこのように生まれてきたんだ」
と落ち込むこともありました。
しかし、生まれただけでもラッキーなことです。
生まれた時は体一つで生まれてきています。
死ぬ時には何も持っていけません。
いくら稼ごうが。
どれほど権力を握ろうが。
そして嬉しい情報としては、ここ10数年で倍以上、発達障害の人が発見されて増えてきています。
発達障害の理解があることが自然の世の中になってくるということです。
文部科学省発表の数字からの推計や『ガイドブックアスペルガー症候群 親と専門家のために』(トニー・アトウッド著、東京書籍1999年)によると、
日本人の40〜50人に1人くらいとされていました。
しかし、近年。
20人に1人が発達障害だと言われています。
さらには、遺伝で7割の確立で引き継がれるというのですから。
時間の問題ですね。
90年代の振り返り
本題の90年代が有利な理由ですが、簡単に90年代を振り返ります。
バブル経済は消散し、不況長期化への一途をたどる。
阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件という残念な災害や事件は起こるものの。
年金問題にしても育児問題にしても、沖縄問題にしてもアジア外交問題にしても、90年代にはもうこうなることは全部わかっていた時代。
windows95が発売されたり、初の量産型ハイブリッドカープリウスが発売。
携帯電話の普及。
今後の未来を考える上で非常に生きやすくするための情報が揃っていた時代と言えます。
そのため、自分の人生を考えることが一番できている。
社会人の体験
発達障害で多いのは、子供の頃は分からなかったが、大人になって分かるというパターンです。
しかし、問題は2次障害として「うつ病」や「パニック障害」などを起こし引きこもってしまうことです。
2次障害が起こるまで頑張ったことは、体験としては良かったかと思います。
中には、40代、50代で気付く人もいるので、90年台の人は取り返しができる時間があることです。
4,50代になってからの変更はなかなか難しいものがあります。
そして、実際に社会人を体験できた場合、自分の何が出来て、出来ないのか?
この点についてしっかり考えるといいでしょう。
やはり体験しないと発達障害の人は自分に何が出来て、出来ないのかが分かりません。
インターネットの普及と一緒に成長
95年にWindows95が発売されましたが、それに続き、携帯電話も普及していきました。
今とは違いますが、当初からIT分野について耐性ができていることがメリットです。
他の世代
80年代はどちらかというと、社会人としての体験が豊富で、インターネットの普及はいまいちと言えます。
実際に、社会人としては、すでに役職や昇進している場合はその地位を捨ててまで自分に合った場所を探すという行動にすぐに移せるということではありません。
70年代になるとより進みます。
社会人としてはもう十分なキャリアを誇り、インターネットに関しては耐性が身に付かずに苦手な人の方が多いと言えます。
年代を遡れば登るほど、社会人の体験重視になります。
今も、これからもインターネットは必要不可欠です。
使えて当然となっているので、90年代より後に生まれた世代に関しては、社会人の体験が少なくなるケースが考えられます。
しかし、先に生まれた世代によって、発達障害向けの求人などももっと増えてきます。
そのため、一番チャンスもあるのが90年代とも言える。
まとめ
発達障害の人はこれからも増加傾向にあります。
発達障害の気持ちは発達障害の人が一番理解できます。
まだまだ発達障害向けの環境は整っていません。
その中で、皆にチャンスは平等ではありますが、90年代は育ってきた過程の中で、必要な体験を一番していると言えます。
その上で、自身の体験を通して何かより良いサービスを作ったり、自分の適した環境を作る上でも有利と言えるでしょう。