実に男性の8割が該当すると言われている『回避依存症』ですが、
いざお付き合いしたパートナーがそうだった・・・。
深い付き合いになって初めて知ったという方が多いです。
しかし、回避依存の相手はそもそも人間関係を深く構築することを避けて生きてきています。
その為、深い人間関係の付き合いのやり方が分からないのです。
その為、好きになったがどうやったら一緒にやっていけるのか悩んでしまう。
どうして離れていこうとするのか?
離れた場合はどうしたらいいのか?
向き合ってくれるものの対応に困ってしまう。
具体的な対策する方法がないのだろうかと悩んでいる方が非常に多いお問い合わせです。
今までセッションでのみ、細かくお伝えしてきた『回避依存症』について男性心理の潜在的な部分についてまとめてみようと思います。
この記事では、『回避依存症になる原因について』、『回避依存症男性の潜在的に魂から望む相手とは』、『回避依存症男性との向き合い方』についてまとめていこうと思います。
回避依存症の症状や対応方法に関しては過去記事をご覧頂けたらと思います。
目次
回避依存症になる原因
そもそもどうして回避依存症は起こるのでしょうか?
原因は育った環境による影響、家系のカルマや遺伝的要因が挙げられます。
本人の意識によるところもありますが、影響を受けないようにする意識は明らかな問題が起きない限りは気付かないため、知らず知らず影響を受けて人格を形成していくという具合になります。
そして根底にあるのは、本人の『弱さ』によるものです。
自身のエゴを優先して、相手の気持ちを理解せずに自分を守るという行動へと繋げてしまいます。
向き合うことから回避している人生になっている方がほとんどです。
先に目指すべき方向性を述べておきますと、『本人が強くなる』しかありません。
自身のエゴではなく、相手を思いやる気持ちを持ち、精神的に頼れる男性になるということです。
向き合い乗り越えることで強さを身に付けていきます。
強くなるといっても具体的には?
と思うと思います。
これは、本人も無自覚による部分が多いので掘り下げて解説できたらと思います。
本人の意識
先に記述した、【自身のエゴを優先して、相手の気持ちを理解せずに自分を守るという行動】へと繋げてしまうこと。
『自分中心のワガママ』が現れている行動といえます。
結局は「自分のことを理解して欲しいが自分は傷つきたくない」という行動です。
本人も条件反射のように行動へと繋げています。
そして、自分の今までの学習パターンでの行動をとります。
父親を見て育った場合
父親が取っていた行動を知らず知らず行ってしまうパターンが多いです。
父親そっくりになります。
父親を尊敬していたら、そのまま父親を目指すようになります。
反面教師として父親を捉えていた場合は、根底には「本人で改善しよう」という意識があります!
父親を見て育てなかった場合
育ての親がいれば行動パターンを学習できるのですが、学習できなかった場合は、高い確率で家系の先祖が繰り返してきた行動をとるようになります。
つまり無意識ながらカルマの要因も絡んで同じ行動を取ってしまうということです。
回避依存症男性の潜在的に魂から望む女性とは
先に結論からいきますが、潜在的に魂から望む相手というのは『お互いに成長できる相手』です。
というのも、回避依存症でフラフラしてて音信不通や浮気という方法で逃げる人は、そもそも『本気ではない』です。
本気の相手には、回避依存の症状を出さずに追いかけてでもパートナーを離そうとしません。
本気ではないからこそ、面倒事を出来るだけ避けて安心感だけを求めています。
ぶつかり合うこともせず表面上だけの付き合いであれば、本気になれないというのが本質です。
表面だけの付き合いというのは、いくらでも代わりがいます。
そして、居心地の良い「安心できる環境」を与える場合も回避依存の人はその甘えた環境に依存するだけになります。
しかも安心できる環境を提供するというのは、パートナーに負担がかかるだけなので、お互いにとって成長もなく学びもないので、むしろ離れた方がいいでしょう。
都合がいいだけの女性には本当の魅力を感じません。
回避依存男性の特別なパートナーになるには、「本気で大切だからぶつかる!!」という姿勢を持つことです。
ぶつかったとして、離れることを考える回避依存症の男性は上記にて記述している
『弱い』からこそ逃げていくという構図になってしまいます。
弱いからこそ、そのような自分でも向き合える女性を探すという男性も確かに存在しますが、
そのような男性に女性は魅力を感じるでしょうか?
癒しだけを求めますか?
男らしい頼れる部分というのは、女性として男性に持っていて欲しい部分ではないでしょうか?
回避依存症男性は、これまでの生き方で立ち向かうということを回避してきていた為、人とのぶつかり方を分からないというのが本音です。
これに気付いていない人もいます。
現に私もそうでした。
本気になれない人との付き合いは、仮に付き合っても1、2ヶ月しか続きませんでした。
しかし、本気になれる人には、その時にできる限りのぶつかりを繰り返しながら、お互いに助け合って関係が続いています。
『魂』は削りあってこそ磨かれます。
人間ですので誰でも、機嫌が悪い時もあります。
言いなりになるだけでは、面白くないのです。
【男は女で磨かれる】とも言います。
あなたと誠心誠意向き合ってくれる相手こそパートナーと言えるのではないでしょうか?
少なくとも僕は思います。
【お互いに誠心誠意向き合えるパートナー】となっていける素質を見極め、向き合うことであなたも成長に繋がり、より絆が深まっていくと思います。
母親から見る女性像
本人の意識による部分が大きいのですが、求める女性像は母親への印象次第です。
母親に対して肯定的であれば、母親に似た女性を求める傾向が強いです。
そのまま父親の対応が情報源となるので、好きな人を自分なりに大切にするという明確な意識イメージを持っています。
反対に、母親に対して否定的であれば、母親とは違うタイプを求める傾向にあります。
母親を見て女性像をイメージしているので、正反対のタイプを好みます。
天然系⇆しっかり者
サバサバ系⇆おっとり系
といった具合です。
この母親とは違うタイプを求めた場合は、嫁姑問題に発展しがちになります。
これについては別記事でまとめようと思います。
母親への印象から参考にすることも一つの基準としてあります。
父親がどのように対応していたのか話し合ってみるといいかも知れません。
回避依存症は複合的に症状が現れるため、その男性特有のパターンが見えてくるでしょう。
回避依存症男性との向き合い方
回避依存症の男性は、段階があります。
先に全体像からお伝えします。
- 信頼できる人か判断
- 本音をお互いに言えるか判断
- 喧嘩してみての判断
- ぶつかってでも追いかけるのであれば本気
- 逃げるのであれば、あなた次第
信頼できる人か判断
パートナーのことを心から信頼できるかが、始めのポイントになります。
信頼できない時点で、本音は出ません。
表面上だけの付き合いになります。
ここはお互いを知る時期と割り切りましょう。
あなたも本当にパートナーになれるのか?と見極めるには、本音を言える関係性でないと分からないと思います。
信頼していないと教えていない情報を伝えてきたり、本音だと思えることを聞けるようになったらいいかと思います。
この時点で『両親の話』は聞いておくといいかと思います。
本音をお互いに言えるか判断
あなたの本音に対しての対応を確認しておくといいかと思います。
受け入れられないのであれば、その時点で終わりですが、どのように受け入れてくれていたのか覚えておくといいかと思います。
お互いだけの共通点を見つけたり、思い出を作ることがいい時期かと思います。
次の喧嘩というステージが来た際に、思い出を思い返すことは大きなきっかけになります。
本音をお互いに落ち着いた状況で言えるのであれば、良い関係性が築けているかと思います。
喧嘩してみての判断
喧嘩した際には、男性は心にも思っていないことを勢いで言ってしまうこともあります。
勢いでの発言は人によって違いますが、どのような喧嘩の態度になるのか判断しておくといいでしょう。
それでその人の回避依存症のタイプが分かります。
その人の器量や、本気の気持ちが分かります。
大人としての対応が見れた分だけ、男として頼れはしますが、無理をさせることにもなります。
どこかで発散口があれば、バランスを取れるので、気にかけてあげるといいかと思います。
理解して欲しいという感情を喧嘩では様々な言動で繰り広げますが、暴れるほど自身のコントロールを失い本質が出てきます。
追い込まれたときの「弱さ」が顕著に現れます。
本人も知らない自分を知ることになるので、喧嘩の後に話し合うといいかと思います。
ぶつかってでも追いかけるのであれば本気
喧嘩した際に、ぶつかってくるのであれば少なくとも理解して欲しいという気持ちが根底にあります。
理解して欲しいというのは、あまりに自己中心的ですが、大事な人にこそ理解していて欲しいものでもあります。
格好など関係なく、気持ちの入った行動であなたに対する誠意があります。
本気の気持ちがなければ追いかけてもきません。
逃げるのであれば、あなた次第
逃げた理由が、面倒くさいなどであれば、即終わりがいいでしょう。
しかし、自分のキャパを超えるぶつかりというのは、これまでの経験によるところが大きいです。
回避依存症というのは、そもそもぶつかることを避けてきた人ですので、ぶつかること自体が未経験なことである場合があります。
男性は喧嘩など頭に血が上ると勢いで発言してしまうことがあります。
その勢いでの行動も踏まえて、数日は様子をみることをお勧めします。
冷静になる時間も必要だったり、反省点を言ってくるのであれば向き合ってみてもいいのではないでしょうか?
あくまであなた次第です。
しかし、戻ってくる気配もないのであれば意地やプライドの塊なのか、そもそも本気ではなかったということがあります。
回避依存症の男性はそもそも本気で心を開ける相手が少ない為、本気であればあるほど戻ってきます。
本気で向き合える相手だと思った場合
回避依存症なりの誠意が伝わって、『お互いに成長できるのは他にはいない』という価値観が共有できたら徐々に求める理想像に成長していけます。
男性なら〇〇して欲しいという意思をハッキリと伝えること。
好きであれば、不器用なりにでも行動に移してくれます。
もちろん回避依存症の人も求めることはありますので、お互いが唯一無二の存在となれるように話し合うといいかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
回避依存症の男性は根底に弱さがあるので、その原因となった家庭環境を知ることは対策として、大きな情報源になります。
本気であれば、回避依存の症状は出ません。
本気になれないのでフラフラしてしまうという点があります。
弱さを克服する必要があれば、本人だけでは気付けないので話し合うことで、お互いの価値が高まります。
これには、年齢、国籍、経験、容姿など一切関係ありません。
お互いに成長し合える関係性が、本当に合っている関係性だと思います。
回避依存の男性でも潜在的に、本気になれるパートナーを探しています。
魂は成長や学びをそもそも体験したくて生まれてきてますので、厳しくキツイ体験があるかもしれませんが、望んで生まれてきています。
お互いなら乗り越えられると共有できるといいかと思います。
追記
回避依存ですが、男性はすべての人に当てはまる根底がありました。
人によって度合いはありますが、約10年がかりで知り得たことを新しいサイトにまとめていますので良ければお越しください。