相方と初めて会った時は、ドライブで近くの海まで行き、色々話しました。

 

驚いたことに、相方は当時42歳であるという。

とてもそうは見えない。。

 

マジか・・・

 

 

 

 

19歳差である。

 

 

当時僕は23歳。

見た目から勝手に27歳ぐらいだと勝手に思っていたので、余計に驚きました。

 

しかも、相方の当時の状況は、離婚をして、子供も2人いるとのこと。

 

母親がこんなに綺麗だから、子供も綺麗なんだろうなぁと想像を膨らませていました。

 

 

 

 

ただ、それよりも僕が感じていたのは、

 

『とにかく何か疲れている。』

 

ということ。

 

それはそうですよね。

家でとはいえ、仕事終わりに4時間も待たされて、夜も深夜を越していたので、誰でも疲れているはずですよね。

 

ですが、当時の相方はそれはあまり関係なく疲労しているようでした。

 

聞いてみると離婚するまでに根を詰め過ぎて、実際に誰からも助けられずに自ら段取りを組み、実行したことからの疲労。

 

そして、相方は言います。

『もうこの世に思い残すことがなく、いつ死んでもいい。』

 

 

この言葉から、未来に対しても希望もないことが原因ではないかと思いました。

 

質問もいくつかしました。

 

〇〇をやったことがないからやってみたい

〇〇に行ったことがないから行ってみたい

〇〇を食べてみたい

〇〇を買ってみたい

などなど。

 

ですが、相方は全く興味を示さないのです。

 

人であれば誰もが思ったことであろう一般的なことさえも。

 

相方は唯一あるとすれば、

『子供のことが気がかりで、もっと面倒をみて力になってあげたかった』

と言いました。

 

他は、

『意識が行ったことがあるし、やったこともあるから、実際にはしなくてもいい』と。

 

なんともまぁ仙人のような悟りの言葉に感じました。

 

他に話している中で気になったことがあります。

 

相方はとても用心深いということです。

 

僕と知り合う前には、男の人と新しく知り合い、付き合ってくれと強引にしつこく迫られたことや、

家には誰も身内の人以外はあげていないという事。

 

僕にはとにかくしっかりしている人なんだなと思いました。

 

ですが、疲れきっていることは間違いなく

せっかく知り合えたので、

何か相方に僕といるときだけでも、

 

休んでほしいな。

 

癒してあげたいな。

 

という気持ちでいっぱいになりました。

 

年齢は関係ありません。

人として、先に生まれただけであって、恋愛でもなく、同じ人類であり、同じ地球上で生活する生命体。

そんな感覚です。

 

それから、生い立ちを聞くと、子供の頃からしっかりしている反面。

頼りにされ、周りの人達が、自分を困ったときにしか求めてこない。

また、相方が困ったときは誰も頼っても助けてくれない。

 

という経験をしてきたというので、驚きました。

 

その中の例で言えば、子育てのときに親すらもあてにならないとのこと。

 

とにかく大変だったこと。

 

自分の楽しみは一切なかったこと。

まだ、20歳のときからは、飲みにも行けず、子育てに終われ、幾度となく、元旦那さんと話し合おうとしても、逃げられ、まともに話すことも出来なかったとの事。

 

壮絶だと感じました。

 

そんなことを聞くと、

『休んでいいんだよ』

と言葉をかけてあげたくなります。

 

人は苦しむために生まれてきたのか?

人はカルマを消化し、本来の自分が設定してきた使命を果たすために生まれてきています。

 

ですが、それも大事だと思いますが、もっと幸せになることではないかと思います。

 

やりたいことをやって、人の為になり、そんな毎日を過ごせたらと思います。

 

それからというもの相方の距離は刻一刻と近づいていくのです。