それからというもの相方とは、本当に気が向いたときにお互いに連絡のやりとりするようになります。
その時の僕の心境は実際に会ってみて、年齢には驚きましたが、僕は正直タイプの女性だったことと。
疲れているようだったので、何か力になって仲良くなれたらいいなと思っていました。
ですが、タイプであるからといって年齢のこともあり、恋人になりたいということは微塵も思いませんでした。
それが改めて振り返ると良かったんだと思います。
とにかくガツガツしてなく、自然体。
居心地のいい空間であるということ。
なので、連絡を取るときは本当に気が向いたときだけでした。
3日間程経って、やっと連絡を取ったり。
かといって、連絡を取るときは一気にしたりと、決まりがありません。
それが相方にとっても深く考えることもなく、お互いに干渉し合わない関係のままで良かったのではと思います。
そしてどういう訳なのか、決まって2週間に一度という間隔で会うようになります。
その間隔がお互いにとってベストなようにも感じなのでしょう。
僕自身も友達と会ったり、相方も色々とあったようなので。
お互いにこの時はまだ恋愛感情はなく、居心地のいい相手であるということだけはハッキリしていました。
僕はまだこの当時はネットワークビジネスをしていた時期でしたので、相方にも話してみることにしました。
ネットワークビジネスでは様々な会社がありますが、それぞれの会社、またはチームによってやり方が違います。
僕の所属していたチームでは、先輩である人(ネットワークの人)と、紹介する人(僕)、紹介される人(相方)でカフェにでも行き、
先輩が相方に話すという形で活動していました。
一度だけですが、相方は僕を思ってこのような場に来てくれました。
当然、相方にはネットワークビジネスのことを全く興味を持たず、僕に付き合って時間も作ってくれました。
僕は自分がいいものだと思っていたので、相方も気に入ってもらえるものと思っていましたが、
相方はハッキリとは僕に対して申し訳なく、断れずにいるという状況でした。
あとから聞きましたが、この時の僕とたまに会う関係性を終わらせたくなく言えなかったそうです。
そこに気付けない僕は大馬鹿野郎でした。
この時、相方は思ったそうです。
『あぁ~いつかきっと痛い目合うわ。この人。』
そんなことに気付きもせず、僕はいつか気が変わって、いいって思うだろうという考えでした。
でも、たとえ同じ考えにならなくても、これだけ人がいる中で、こんなにお互いに居心地がいい相手と出会えて、時間を共有できるなんて嬉しいなと思っていました。
『いい加減気付けよ!馬鹿野郎!』
と思っている方もいらっしゃるでしょう。
これからこの関係性も変わってくるようになります。