それから僕はネットワークビジネスから少し変化があった。
ネットワークビジネスは種類が多い。僕がしてたのはよくある日用品、健康食品でした。
実際、質は良かったと思います。
ただ、高いですが…
シャンプーが合ってないのか、髪の毛がシャンプーする度に抜けていた人も抜けなくなった体感があり、
水素のサプリは疲れにくくなる体感。実際相方も試してみたが、生理痛や目の疲れにも体感が出てました。
水素のサプリは気になるので、今後もっと調べてみようと思います。
ある時、ネットワークと、某携帯代理店の組み合わせを発表されました。
携帯を契約して、特典で健康食品にしようかといった試みです。
僕は当時、ガラケーで、携帯を変えることがちょうど良かった為、賛成でした。
それから、某携帯代理店の人と会うことになり、話を聞いてみることにしました。
副業感覚でやれることが魅力の一つだった為、両親も呼んでみました。
人間、欲を出すとダメですね。
判断力も落ち、見抜けなくなります。
某携帯代理店代表者(今後『代表』とする)と会って、話を聞くことに。
代表は過去の学生時代の話をして、バブル時代、現在の仕事といった展開で身の上話を聞きました。
僕は欲が出て、実際にやってみたいという考えしかなく、いいところしか見ませんでした。
・頭のいい人はやってる人を見てやらずに分かる。
・普通の人はやってみて初めて分かる。
・分からない人はやっても分からない。
僕はこの3つの内の真ん中の考え方をしていました。
とにかくやってみる。
それからというもの、僕はネットワークの人より、代表の方に会うようになります。
父とも話し、フランチャイズをするより、効率がいいように思えた為、携帯代理店をすることにしました。
母はまだ、疑ってるところがありましたが、僕は言い出したら聞かない所があり、とりあえずやってみたらという反応でした。
何度か代表と話を進めました。
何度かの時、父とフランチャイズをする予定だったのを変更したため、父も一緒に話を聞いていきました。
手順としては、ただ、買う人を広めるということ。
在庫は持たなくていいからリスクがない。
参加料100万を払うこと。
でした。
こういう話をして、実際に契約進めることになりました。
ですが、サインをする為の書類を作るとかで、別の日になり、
どういうわけか、いつもは父も一緒でしたが、僕だけが呼ばれました。
ここから何か疑問に思うようになりますが、僕はまだ気付けませんでした。
嫌な感じは感じていたのですが丸め込まれる形となります。
サインする契約書を作成したという割には、今までなかったのか?
と思うぐらい、その場で作ったような感じでした。
何度も誤字脱字を編集して、やっと出来たやつを渡されました。
サインをして、印鑑を押しましたが、捨印まで押すようにと言ってきました。
実際捨印が何か僕は当時分かっていませんでした。
『紙にまた訂正があった時にまた押し直すのが面倒くさいから』という風に言われましたが、
『僕は別にまた押すことに抵抗ないのになと思っていました。』
ですが、言われるままに押しました。
すると凄く嫌な感じがしました。
心の声が聞こえてきた感じです。
『よっしゃ!捨印押させた!もうこっちのもんだ』
という代表の心の声が聞こえてきました。
これは当時はなんだこりゃ?
ただ、嫌な感じがするなぁというくらいにしか思っていませんでしたが、あとからこれはサイキック能力の一種だと知るようになります。
それから、何か裁判で訴えられてるとか言い出して、弁護士事務所に行くことになったのでついて行きました。
弁護士の人に、代表は一方的に話し続け、
『こういう反論をしていこうと思います』ってのを強引に言って帰りました。
訴えられることはよくあるが、こうして、何度も対策してるから大丈夫だ!
『何かあったら味方だから』ということに安心してました。
それから障害者の仕事を作るからということで、障害者のハローワークのようなところに行きました。
職業訓練として、授業をしたらいくら貰えるから事業として成り立つなど、これからの将来性を感じていました。
これからの仕事として、
代表の子代理店という形です。
代表が親だとしたら、自分は子という関係ですね。
仕事上の。
それから、知り合いに訪ねて行きました。
何人か興味を持った知人は一緒に代表に話を聞きに行き、良ければ収入を作っていこうという流れでした。
代表は父との時も、僕だけの時もそうですが、必ず近くの海鮮丼を奢ってくれていました。
そして、知り合い、知り合いの知り合い、と広がっていく内に、食事だけでなく、カラオケなどと、楽しい印象をつけて、仕事という感じがしない感覚になってきました。
段々と調子に乗っていってる僕でした。
実際は収入になるのは携帯を契約して、3ヶ月後という話でしたので、全く1円も入っていない状況でした。
それから商品には携帯だけでなく、パソコンもありました。
そんな時に、相方も携帯は興味ないが、パソコンが欲しいと考えていたことを思い出し、声をかけました。
相方はそれまでの僕と違う印象を受けていた様でした。
『あ〜調子にのっとるな〜。
こりゃ痛い目みないと分からんだろうし、このままだと痛い目に合うだろうなぁ』
と、思ったそうです。
それで、パソコンは欲しいとのことだったので、見本を見せて、買うかどうか考えていました。
その際に、一括でクレジットカードで買いたいという質問を僕は受けましたが、僕も含め、いつもは分割でのやり方しか分からなかったので、
『分からない』と答えました。
そこで、代表に聞こうとしましたが、連絡がつかず、分からないままでした。
相方はその時、いつもであれば、とうに断っている。
どういうわけか、
『購入することで、この人を助けないといけない』
と感じたということで、購入することになります。
これはサイキック能力もそうですが、僕達の縁の強さというか、特別な関係が始まることとなります。
これはまだもっとあとから判明してくることとなります。
そこで、パソコンだけでは使えないので、ポケットWi-Fiも一緒に購入しました。
ここから事態は変わっていきます。
まず、相方に購入したパソコン、Wi-Fiが届いたので、一緒に組み上げることにしました。
実際に使おうとしても、Wi-Fiがうまく入りません。
センターに確認しても、電波が入るところでしたが、家の中に入ると、電波が繋がりません。
これはたまにあることですが、初めてだったので、戸惑いました。
何度か試行錯誤してるうちに、ほんの少しだけ電波が入る場所を家の中で見つけたので、そこでやってみました。
出来ないことはないが、とてもじゃないですが、使えない状況でした。
その為、キャンセルする為に代表に話に行きましたが、一切キャンセルはしてくれません。
使えなくて、届いてすぐなのに、クーリングオフが出来ないと突っぱねてきます。
ここから、代表の悪魔の本性が現れてくることになります。
続く